パソコン修理専門店 ルキテック 橘@大阪です。
USBメモリが認識しない・接続口の折れたUSBメモリ等のお問い合わせを頂く機会が増えております。
お送りいただいたUSBメモリはパソコンに挿したまま接触し、曲がってしまったとのこと。
分解します。
曲がった時の衝撃で内部のチップコンデンサなども外れております。詳しく調べていくと抵抗かチップコンデンサが付いていたであろう部分が飛んでおり部品が見当たりません(汗)回路を調べていきチップコンデンサがついていたことがわかったので、精密ハンダで取り付けていきます。
下記は顕微鏡で覗きこんでUSB基板を拡大した写真です。
赤枠の部分ですが、ハンダクラック(割れ)が有ります。
衝撃で割れたのでしょう。ハンダづけして端子4本の抵抗値を見ます。
うーむ…まだどこかで断線してますね…
こんどは衝撃でチップコンデンサが、あらぬ方向を向いてますね…ハンダで修正します。このように顕微鏡を覗きながら回路を追って修正していきます。パソコンに差し込んで認識できるように不良箇所を探っていきます。
格闘のすえ、結論からいうと基板内部で配線が断線しているのでジャンパー線を飛ばすことも無理でした…
データの取り出しは完全に不可能・・・と諦めるのはまだ早い。実はUSBメモリからデータの保存領域のICチップを取り外し高度解析装置にかけてデータを抜き出します。手間がかかるので最後の手段というわけです。大手のデータ復旧専門会社がやるようなレベルの作業ですが、個人事業者だからといって負けてません!
赤枠の部分がメモリICですが、精密にデータを解析。無事データ救出のうえ、お客様にご報告のうえ納品することができました。
ちなみに基板はウイリーしてました…(曲がっておりました)
データ復旧が終わったUSBメモリは弊社で処分します。
今回もいい仕事しました。おつかれさま!
救出したデータは、納品用USBメモリにデータ移行させて念のためにDVDにも焼いてお渡しいたしました。
USBメモリのデータ復旧率を上げるために日夜研究しております。
USBメモリの差込口が折れた場合や、認識できない・誤ってデータを削除などなどお問い合わせくださいませ。
USBメモリも普通郵便・レターパック350などでお送りいただければ復旧致します。
Windows及びMacの修理・USBメモリの故障の際はぜひお問い合わせください。実店舗を構えておりますので、お持ち込みのうえご相談もぜひお待ちしております。
パソコン修理のご相談・御見積のご依頼は、パソコン修理専門店 ルキテック 06-6702-1360 下記メールフォーム・お電話お待ちしております。