T102HA 充電出来ない　MicroUSB コネクタ破損　PC修理しました。

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T102HA 充電出来ない　MicroUSB コネクタ破損　PC修理しました。

投稿日：2019年07月11日

パソコン修理専門店　ルキテック　橘＠大阪＠本町です。

ASUS TransBook Mini T102HAが充電出来ないとのことで奈良県より修理のご依頼をお送りいただけました。

ASUS TransBook Mini T102HAです。

MicroUSBポートを使って充電するのですが、コネクターが奥に入ってしまっていて物理的に差し込めなくなってます。
これは困りましたね。。。
充電が無くなれば、バッテリー駆動が出来ないので電源が全く入らなくなります。
結論からいいますとMicroUSBポートを修理します。

さ！分解して修理です！

T102HAの分解はどこにもビスが無く内部のマザーボードにアクセスするためには前面の液晶ガラスを取り外して分解します。
これが超難しい！！（私は慣れてますのでなんとも思わない（汗））
失敗するとガラスを割ってしまってパネルまるごとの交換となるのです。

前面ガラスと液晶が一体のパネルになっており超強力両面テープで接着されてます。
ぐるっと一周協力粘着テープで接着されてます。

開けてみると愕然…MicroUSBポートがあらぬ方向に向いております。
明後日の方向？

違う角度から見てみましょう
出た、ワァオ!！（おかだふう）
マザーボードから完全に浮き上がってますね。

マザーボードを取り外しました。
液晶を取り外したあとは、すんなりとマザーボードは取り外せます。
データ救出したい場合は、この機種は無理なんです。
分解してもハードディスクは入っていないのでデータだけ救出することが実は出来ません。
データはどこに記録されているかというとマザーボードに上のeMMCメモリに記録されております。
データを取り出したい場合は本体を修理する方法があります。
電源が入らなくて修理出来ない場合でも弊社では復旧する方法はありますが…。これはまた別の機会にブログにします。

さてここからが衝撃！！！
MicroUSBコネクターを取り外してみましょう！

ガビーン！
Oh my God!
Jesus!

ランドが全部剥離してます！
コネクタを用意してハンダづけをしようにもハンダがのるランドが無い…うーむ…
コネクタがもげたときの衝撃で剥がれてちぎれてますね。。。

どうしよう…ハンダづけ出来ない…
と普通ならなるのでしょうが、なんとかします。
修理屋としての腕がなります。

なかなかの壊れっぷりグランプリ…
なければ作ればよいだけのこと。
ハンダづけするためのパターンが剥離しています。
ランドというのですが、なければ作ります。

MicroUSBポートの端子間のは幅は約2.7ミリの間に5本のパターンがありますが、
狭い2.7ミリの間のすべて剥離したパターンを修復して、なおかつハンダづけするのです…５本の間隔は約0.6ミリ。
ハンダづけするのはなかなかの難易度です。
難易度なんて関係ありません！
直したいと思う気持ちがあれば問題なし！
ばっちり修復出来ました！
ランド修復をおこないパターンがめくれていたので、適切に処置をおこない断線をジャンパー線で飛ばしました。
テスターで抵抗値を測ってばっちり問題ありません！！

コネクタをハンダづけして、ちょっとした衝撃でも耐えられるように補強しました。