パソコン修理専門店 ルキテック 橘@大阪です。
Dell Vostro 1200 ノートパソコン。この機種の修理依頼は多いです。今回の症状はというとバッテリアダプターを差しこみと電源が落ちるということで宅配便を使いお送りいただきました。これじゃ充電もできないですね。
確認するとバッテリーアダプタを外すと正常に起動して使えるのですが、バッテリーを本体にはめ込むと電源ははいるのですが、電源がかってに落ちてしまいます…。
マザーボードを検査するために分解します。
左手に見えます金色の端子はバッテリーがささる端子でございます。
右手に見えますは電圧を変換するMOS FETでございます。(バスガイドふう)
赤枠のMOS FETを真っ先に疑いました。
ここ最近は勘が働くのか、ドンピシャリ正解花吹雪乱れ咲きでした。
2つともショートしておりましたので、これが原因でバッテリアダプターに充電できずに電源が勝手に落ちるという症状がでたのでしょう。
さっそく交換に取り掛かります!
MOS FETはものすごく小さいうえに間違えると端子の脚が折れるし厄介な作業です。どれだけ小さいかを撮影しました。
赤のボールペンしか比べるものがなかったのですが本当にミニマム。
マザーボード上のどの部分が故障箇所なのかどうかとどれだけ小さい部品なのかを見てください。広大な海(マザーボード)の中から故障箇所を探します。
赤枠の部分が故障箇所でございます。16帖のリビングに落とした米粒1つを探す感じでしょうか(笑)マザーボードの表面8帖、裏面8帖あわせて16帖ですね。ひろーーーい(汗)
取り外した故障しているMOS FETなのですが、脚が折れずに綺麗にはずせてるでしょ…ハンダゴテを駆使して外しました。もちろん外したら取り付ける作業があるのですがこれまた大変…向きがあるので方向を間違えると爆発!!(爆発はしません…)
新しいMOS FETを取り付けて組み立てて行きます。
本体のケースに収めた写真ですが、どんどん組み立てていきます。
Dellではマザーボード修復の修理は実施しない修理です。
まずこの手の故障はマザーボードまるごと交換で5万円コースだと思いますが、弊社ではマザーボード補修で直します。
まるごと交換してしまえば早いのですが…マザーボード代は高い!
交換するのではなくマザーボード上の部品を交換して修復して直せるものは直して安く仕上げるのが弊社のモットーです。歯医者さんにたとえると、簡単に抜歯して差し歯にしちゃおうなんてのはやりたくないです。
かなり高めに見積もりを提示してお客様を悩ませつつ、実際に修理すると今回のように格安で済ませられたというパターンは当社では多いです。
どうしても修復で直せない場合は交換しますが(汗
それでもDellのメーカー修理よりは安く修理しております。
さて組立が完了したので動作検証をば。
バッテリを差し込みます。緊張する瞬間!どやさ!
バッテリー充電ランプが点滅し充電が開始され無事電源が落ちることがなくなりました。修理できました!!!
これで修理完了ではございません。
起動させてハードディスク検査・メモリ不良がないかの検査・vramの検査やcpuファンの排熱やCPUファンが回転していかどうかの検査もパスしてようやく修理完了となるわけです。チャランポランなことをするとお客様に迷惑をかけるので、手を抜く訳には行きません。すべての検査をパスしてパソコン修理が完了しました!
電源ランプから充電ランプ・ハードディスクアクセス・wifiランプなど、修理できたときは感動で、小さなランプの全てが眩しく輝いて感じられます。嬉しい限りです。この感動がお客様にも伝わればと思っています。
宅配便が便利な時代で、宅配便で北海道から沖縄まで全国から、壊れたパソコンを弊社に送っていただき修理させていただいております。
急な故障の修理で思わぬ出費も宅配便の代引ご利用時クレジットカードもご使用いただけます。分割払いも大丈夫です。
Windows及びMacの修理の際はぜひお問い合わせください。
パソコン修理のご相談・御見積のご依頼は、パソコン修理専門店 ルキテック 06-6702-1360 下記メールフォーム・お電話お待ちしております。