パソコン修理もデータ復旧も専門店ルキテック・橘@大阪です。パソコンが起動しないとのことで、パソコン修理を承りました。
診断後御見積をお伝えしたところ、本体に関しては買い替え前提で、データのみ救出のご依頼をいただきました。
さっそくハードディスクの診断を行ないます。
あれ…USB接続で認識しないなぁ。
マイコンピューターを確認しても、表示がされていないので暫く待ってみてもダメ。
これはハードディスクに障害がきていると思われます。
これ以上、ハードディスクに通電をおこうなうとハードディスクの障害がひろがる可能性があるので即座に停止させ案をねりながら対策をとります。
問題のハードディスクはSeagate Barracuda 7200.7 200GB です。
ハードディスクのスピンドルモーターが回っていない。
解説しよう…そう。スピンドルモーターとは、モーターなのである(あほあほまんふう)
スピンドルモーターはプラッタを回転させるためのモーターであり、そのモーターが回転していないので今回はこのモーターがあやしいのか、スピンドルモーターに命令をだすPCB基盤の損傷によって回転できないのかどちらかです。
簡単にはいかず、どちらも相当の経験と技術を要します。
まずはPCB基盤を取り外し、基板上の損傷がないかを調べていきます。
PCB基盤を取り外して調査をしていきますがチップコンデンサやMOS FETなど異常なし…チップヒューズも切れていません。こうなればPCB基盤を交換してためすしかありません。
ただたんにハードディスクについているPCB基盤を取り外して故障しているハードディスクに取り付けて完了ではありません。SeagateのハードディスクのPCB基盤は恐ろしいぐらい互換性がありません。
ハードディスクには決まったPCB基盤を取り付ける必要があり、間違ったPCB基盤を取り付けるとハードディスクにロックがかかり、あらゆるPCB基盤を受け付けなくなり永遠に修復不可能となることもあるのです。これを交換しようとすると一致する基盤に関する知識が必要なので、慣れない人には無理です。
互換性のあるPCB基盤と交換です。向かって左が故障で、右側が完全互換のPCB基盤です。
見た目一緒です。(笑)
簡単そうに見えて中途半端な知識でおこなってしまうと、最悪永遠にデータが帰ってこなくなるのがデータ復旧作業というものでございます。無理とおもったら即業者にご相談されることをお勧めいたします。
互換性のあるPCB基盤を故障したハードディスクに取り付け
さぁいざハードディスクが認識するかいなや。
ゴーゴーゴーーー!
認識しデータが見られる状態になりました。
PCB基盤の故障で間違いありませんでした。
まだここで安心してはいけません。
不良セクターのチェックが残っております。
認識できても氷山の一角がすぎただけで、これからも調査が続きます。
調査しところ不良セクターが多発してますね…。
引き続きの作業により100%データ復旧完了です。
今回のハードディスクの障害の度合いは軽・中・重度にわけると重度の障害です。
データ復旧で検索すれば次から次へと業者が沢山できてくるのがこのデータ復旧という部類の修理でございます。業者によって値段が全く違う業界としても有名です。価格は本当に業者によってまちまちなので相見積もりをとるのをお勧めいたします。
データ復旧でびっくりするぐらいの価格の提示があるかもしれませんが、弊社は相場にのっとって御見積を作成しております。高めに見積もったりすることはありません。
今回の作業も文章にすれば簡単そうにみえますが、相当苦労しております(笑)
互換性のPCB基盤なんて、そんじょそこらには転がっておりません。あらゆるところから探し出し、あっても故障かどうかの切り分け。認識しても不良セクターや最後までデータが100%だせるか真剣勝負です。
このようにしてデータ復旧は行われております。
データ復旧で軽度障害から重度障害までも対応致します。
パソコン修理・データ復旧でお困りの場合は、パソコン修理専門店 ルキテック 06-6702-1360 下記メールフォーム・お電話お待ちしております。