iMac G5 iSight　MA063J/A　画面に何も映らない　修理しました。

パソコン修理専門店ルキテック　橘＠大阪です。
iMacの画面が何も映らなくなった故障の修理です。

症状は電源ははいるけど、画面に何もうつらないしAppleマークもでない
状態がつづくが、ハードディスクは回転しているしDVDをいれると自動再生で
映画が再生されているみたいということで関東地方からパソコンを送っていただきました。
修理するパソコンはApple iMac G5 iSight　A1144　MA063J/Aです。
本体上部にカメラが搭載されていてCPUはPowerPCですね。



症状のつづきですが、他のパソコンから画面のうつらないパソコンがネットワーク越しにも
表示されているということで、全く持って画面に表示されないだけで、そのほかは
全て正常に起動していると思われるとのことでした。
御預りして分解から始めます。
Apple製品の分解も難なくこなしますが、ドライバーは特殊なネジを使用しているので
日曜大工の道具箱にはいっているドライバーだけでは修理できないので注意が必要です。
iMacに限らずAppleの修理にどれだけのドライバーを買い足したか…（汗
それはさておき分解していきます。



この状態から次は液晶パネルを取り外します。
そうするとやっと前景を拝むことができる状態になるわけでございます。



今回の診断結果はロジックボードが原因で映し出されないとの判定をくだしたので、ロジックボードを交換します。
ロジックボード上のグラフィックチップが故障していて画像を作り出して液晶パネルに出力しようにもグラフィックチップが故障しているので画面がつくりだせないので、画面に何も映らないのが今回の原因です。
そうなるとロジックボードまるごとの交換になってしまいます。
お客様の了承を得て交換をします。
さ～交換！でも上記の複雑な配線やケーブルの取り回しなどをすべて外して交換する必要があります。苦手なかたはこの状態をみるだけで戦意喪失するでしょう（笑）
何の問題もなくいざ交換へ！



ロジックボードを取り外すとこのような状態になります。
うーむ。ファンもよごれているので掃除をします。
合計３個（写真は二つですが一個はずしてます）のファンがついているのですべて掃除します。
交換をしていくなかで、掃除を丁寧に行います。
埃が詰まっている状況で使用すると熱が内部にこもり１度温度が上昇するごとに各部品の寿命が縮まるのでできるだけ熱の逃げやすいように掃除します。
iMacの空気の吸気は画面下のメモリスロットのふたの部分から吸気をおこないますが、
長年使用していると蓋の空気穴も…埃でブロック…ベンザブロック。



ビフォーアフターをば。
清掃清掃１にも清掃２も清掃。３４がなくて５も清掃。
え？修理は？（汗）



無事に清掃も修理も完了し緊張する瞬間。
そうです。スイッチオンで息を吹き返すかどうかの緊張の一瞬です。
スイッチオーーーーーーーーーーン。



アップルマークが表示され無事に起動しました。
有難うございます。
交換して故障したロジックボードともに記念撮影。
各種動作検証をします。
ハードディスクの機械的な故障の診断・DVD/CDドライブのテスト。
インターネットがつながるか・USBポートの確認等。
各種テストを経て最後は全体の掃除で磨き上げて完成です。

MacはもちろんWindowsの修理も両方対応しております。
お困りになられたときはぜひご相談くださいませ。

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