HDDコネクタ破損　データが読み込めない　データ復旧しました。

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HDDコネクタ破損　データが読み込めない　データ復旧しました。

投稿日：2022年09月05日

ルキテック【パソコン修理データ復旧サポートセンター】　橘＠大阪＠本町です。

データにアクセス出来なくなり取り外して見ようとしたところ、HDDコネクタまで破損してしまったとのことで福岡市よりデータ復旧のご依頼をお送りいただけました。ありがとうございます。

コネクタを修理してもデータにアクセス出来なかったのでデータ復旧を行い納品しました。

ハードディスクの状態を見てみましょう。
早速破損したとお聞きしているSATAコネクターから見てみましょう。

SATA接続のケーブルの電源とデータコネクタがありますが、データ側がポッキリと折れてますね（汗）
これではパソコンにもデータ復旧機にも接続出来ないので、診断も出来ないのでコネクタを交換修理します。

ハードディスクを裏返すとHDD本体とSATAコネクタは別になっていますので、SATA側の基板を取り外します。
SATA側の基板をPCB基板（以下PCB基板と呼びます）と呼びます。
PCB基板を取り外してコネクタをみるとやはりプラスチックの部分がごっそり無いですね。
これでは接続出来ないので、新しいコネクタを交換します。
と言っても、取り外せるようには作らていないので、ホットエアーという熱風の出る機械で取り外します。

PCB基板からSATAコネクターを取り外しました。
ホットエアーで430度ぐらいの設定で取り外しました。

今度は新しいコネクターをはんだ付けします。
取り付ける前に写真を取ろうとしたのを忘れて半田をちょっと付けてから写真撮影してしまいました（汗）

26ピンとアース２箇所の合計28箇所をはんだ付けします。
取り付け不良がないように入念にチェックしながらはんだ付けします。
バッチリ完了！！
これでパソコンと接続することが出来るようになりました！

PCB基板と本体を組み付けます。

さて、認識するか接続してみましょう！。
パソコンに認識はしたのですが、クリックしてもアクセス出来ませんし１０分ほど待ってみましたが開きません…
これだから、お客様はパソコンからハードディスクを取り外して見てみようと思われたときに破損してしまったと思います。
これから弊社データ復旧機 PC-3000 EXPRESSにてデータ復旧を実行します。

不良セクターが発生してますが、極限まで復旧できるようにPC-3000 EXPRESSのパラメーターを変更してデータ復旧を行います。
PC-3000を持ってるからと言って、使い方が分からないとデータ復旧は出来ません。
データ復旧エンジニアとしては、障害が起きた状態から１つのでも多くのデータ復旧が出来るように日夜研究しています。