MacBook Airの画面不具合解決！ロジックボードと画面の修理・交換事例

ルキテック【パソコン修理データ復旧サポートセンター】　橘＠大阪＠本町です。

 ルキテック創業当初からのリピーターで大阪府堺市にお住まいのお客様より、再びパソコン修理のご依頼をいただきました。
ありがとうございます。

画面に一切表示が無いとのことで、ロジックボード修復及びディスプレイ交換のうえデータや設定などそのままで修理のうえご返却いたしました。

MacBook Air (M1, 2020)をお預かりしました。
電源をいれてみるとディスプレイには一切なにも表示されません。
ディスプレイの故障がほぼ確定なのですが、今回はそう簡単な問題では有りませんでした。
これは固定概念で修理に取り掛かると超ドハマリする修理になります。

MacBook Airの画面不具合を解決！ロジックボードの故障が原因で画面が映らない場合、単なる画面交換では不十分です。
ロジックボードと画面の両方を修理する必要があるケースです。

電源は入りCapsLockを押すとLEDが点灯するのでロジックボードは反応しています。
早速診断を開始するためボトムケースを取り外します。

ロジックボードが見えました。
筐体の半分以上はバッテリーが占めていますね。

 ロジックボードを取り外しました。
液晶パネルの電圧がかかる回路にヒューズがあるのですが、そのヒューズが切れているかどうかでロジックボードが正常かどうか判別をつけることが可能です。
お調べしてみるとヒューズは切れていません。
これはロジックボードが正常かと思うのですが、回路を追っていきましょう。

液晶の回路の電圧を測ってみました。
45V程度の電圧がかかる回路がデジタルテスターの表示でＯＬ（オーバーレンジ）で測定不能でした。
ロジックボードの故障で確定です。
液晶パネルがなぜ映らないのかというとロジックボードの液晶への出力の電圧が異常な電圧が出て液晶パネルを壊したようです。
この状態で液晶を交換しても液晶が壊れるだけで、何度交換しても同じでした。
間違っても液晶パネルを交換してしまうことを防ぐことが出来ました。

回路図を見てみましょう。

回路を探っていくと故障箇所を見つけました。
MOS-FETが故障してます。

P-Channel　VDS (ドレイン - ソース間)20 V 　　Vg s th(ソース間しきい) 1.5V
42V-48Vが出力される回路がＯＬ（オーバーレンジ）でした。
適合するMOS-FETを手配し入荷したので交換します。

MOSFETの交換が終わり回路の値を計測するとバッチリ45Vが計測出来ました。
ロジックボードの回路がOLを起こしてディスプレイを壊したようです。
ディスプレイが映らないと思って、ディスプレイを交換すると再度ご丁寧にディスプレイが壊れてしまうという負のループが生まれるわけです。
ロジックボードの修理が終わったのでディスプレイを取り外すためアンテナを取り外して分解していきます。

故障した液晶パネルを取り外しました。
新しい液晶をアップルから取り寄せます。

 正真正銘の純正新品液晶パーツです。
手配すると翌日には届くのでスピード修理が可能です。

 海外から取り寄せたりすると平気で２週間〜３週間かかったり、偽物の液晶パネルが流通していたりします。
偽物はとても精巧に作られているのですが、True Tone(トゥルー・トーン)という機能が搭載されているのですが偽物はこの機能が使えなかったりします。
ディスプレイの色温度などを自動調整する機能です。
修理屋さんで修理してもらったら一度自分のディスプレイが本物かどうかTrue Toneがオン・オフ出来るかためしてみてください（汗）

 ディスプレイの交換が終わったので、画面が映るかどうか電源を入れてみましょう。
スイッチオン！！
アップルマークが映りました！
ロジックボード修復・ディスプレイ交換にて修理成功です！

 OSが起動するかと思ったのですが、macOS復旧画面となりました。
パスワードを教えていただいたので通常起動するようにします。

 このとおりバッチリ起動しました。
とても美しく映っております(笑)

今回はデータがどうしても必要とのことで、無事データや設定などそのままで修理が出来ました。
デスクトップ画面にデータがそのままで起動しました。
これで修理が完了！という訳ではなく厳しい検査を行います。

修理完了後、メモリやCPUの機能、音の出力、キーボード入力、トラックパッドの動作などを網羅的に検査します。
これらの抜き打ち検査を行うことで、修理による問題の有無を確認し、修理の質を保証します。
せっかくの修理が完璧であることを確実にするため、細部にわたるチェックを徹底して行います。

ロジックボード修理でデータや設定などそのままでデータを活かしたまま修理が成功しました。
ディスプレイもアップルから取り寄せる高品質の新品ディスプレイで公式修理を行っております。

Macの故障で困った場合はルキテックにお任かせいただければ幸いです。
修理をさせていただきありがとうございます！
感謝！！

ルキテックは、お客様のプライバシーとセキュリティを最優先に考えるパソコン修理・データ復旧サポートセンターです。
ISO/IEC27001情報セキュリティマネジメントシステム認証を取得しており、機密保持契約の提供も可能です。
安心してご利用いただけるサービスをご提供しています。

月ー土曜日　9:00-18:00

当社のアクセス
大阪地下鉄御堂筋線「本町駅」2 番出口もしくは「淀屋橋駅」11番出口より徒歩8 分です。
困ったらまずお電話をお気軽にお問い合わせくださいませ。
パソコン修理・データ復旧のご相談・御見積のご依頼は、
パソコン修理専門店　ルキテック　06-6484-6102
Mac修理専門店　ルキテックスタイル（準備中）

データ復旧のご相談は・お見積のご依頼は、
データ復旧専門店　データハンター　0120-937-202
デジタルフォレンジック専門店　デジタルハンター

LINE@はじめました。
お得なクーポン配布予定です。

• ★注目記事 (163)
• マザーボード修理 (118)
• データ復旧 (117)
• Mac (117)
• 液晶パネル修理 (53)
• 特急対応 (49)
• Dell (42)
• USBメモリ修理 (42)
• 電源修理 (41)
• ロジックボード修理(Mac) (34)
• 水濡れ対応 (32)
• 分解清掃・グリスアップ (27)
• 変則対応 (21)
• 電源修理(Mac) (21)
• ハードディスク交換 (17)
• 熱暴走対策 (16)
• ハードディスク交換(Mac) (14)
• BGAリペア (11)
• パソコン以外 (9)
• キーボード修理 (9)