ルキテック【パソコン修理データ復旧サポートセンター】 橘@大阪@本町です。
パソコンにお酒をこぼしてしまって急いで逆さにむけてタオルで拭き取り乾かしたけど電源がはいらないとのことで兵庫県よりお送りいただけました。
DELL Inspiron 17 5767を、お預かりしました。
17.3インチと画面が大きく非常に使いやすそうなパソコンです。
水没の影響で電源が入らないので、真っ先にパソコンを分解して洗浄修理を行います。
水没の液晶でキーボードは完全に故障していましたがキーボードのみの交換で洗浄修理が成功し無事パソコンが復活しました。
早速分解洗浄の過程をブログに。
お酒をこぼして電源が入らなくなっても復活する可能性が残っていますので諦めないでください。
パソコンを分解して洗浄できる部品はすべて洗浄してパソコンを復活させようとする方法があります。
洗浄して復活させるためにはまずは分解してマザーボードをとりはずしました。
あちこち水没痕跡が有りお酒と聞いておりましたが多分紫色なので多分ワインだと思います。
ハードディスクにも水没痕跡が…お客様はデータの安否を心配されておりましたが急いで洗浄します。
洗浄を行い電源をいれようとしても電源が入りません。
テスターで抵抗値を測っても正常だし…。キーボードのフレキを外した状態で電源を入れてみると見事電源がはいりました。
キーボードが悪さをしていて電源が入りません。
キーボードを交換しないといけません。
マザーボードを外してキーボードも故障していたのでキーボードを交換しようとしましたがこれが修理難易度としては難しい部類です。
ビス止めではなくリベットでとめられています。
キーボードを交換にはマザーボードを外してフレームを外してからさらにキーボードを外すという工程を踏んでやっと外せます。
数カ所ではなく数十箇所とめられているためすべて外さないとキーボードが交換出来ないようになっています。
多分メーカーではキーボードとフレームのまるごと交換を行うのだと思います。
ルキテックではキーボードのみ交換します。
リベットといってもプラスチックを熱でプレスして封印のようにとめられています。
キーボードを覆っているアルミフレームを取り外しました。
全体にお酒をこぼしたあとが有りましたので相当な量のお酒なのでしょうね…。これが原因でキーボードが完全故障していた理由がはっきりと分かります。
お酒だらけのアルミフレームも洗浄しました。
壊れてもう使えないキーボードです。
廃棄するしかありません。
フレームの周りにもべっとりお酒の痕跡が…。
フレームも洗浄します。
新しいキーボードを逆の手順で組み立てていきます。
新しいキーボードもプラスチックを熱でプレスしたリベットどめのため、熱で処理してはずれないように固定します。
さて電源を入れてみましょう。
スイッチ・オン!!!!
ハードディスクも水没してましたが、データもそのままで電源が入るようにうなりました。
電源が入っただけで修理が完了したわけでは有りません。
厳しい検査を行い他に故障がないかを入念に調べます。
交換したキーボードも新品だからと言って安心してはいけません。
初期不良というものがあるため、入念にテストします。
キーボード・ハードディスク・スピーカー・イヤフォン・マザーボードなど検査を行い問題無いことが確認できました。
パソコン分解洗浄修理成功です。
水没したけど洗浄でパソコンが復活しました。
キーボードが故障しておりましたが、お客様にお見積りのうえキーボード交換までご依頼をいただきました。
キーボードの交換は簡単なタイプと難しいタイプがあります。
キーボードにフレームの枠がないタイプは交換が難しい機種です。
今回はフレームと一体型なのでほぼ全部分解して交換する難しいタイプの修理でした。
パソコンに水やお酒・ジュースなどをこぼされて「しまった!・やってもうた…」という場合是非お問い合わせくださいませ。
水没・液体こぼしの修理の概要と料金はこちら
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