「CPUファンエラーまたはCPUファンが接続されていません」→マザーボード補修

CPUファンエラーまたはCPUファンが接続されていません。というエラー。ファン交換かと思われましたが、マザーボードが故障していました。

トップページ > 修理日誌 > 「CPUファンエラーまたはCPUファンが接続されていません」→マザーボード補修

投稿日：2019年12月28日

パソコン修理専門店　ルキテック　橘＠大阪＠本町です。

静岡県よりCPUファンエラーがでて起動しないことがあるとのことでパソコン修理の御依頼をいただけました。
ありがとうございます。

お預かりしましたパソコンは
FMV ESPRIMO FH77/HD　　FMVF77HDB　です。

早速起動させてみましょう。

CPUファンエラーまたはCPUファンが接続されていません。

F1キーを押すと継続します。

継続してもファンが回っていないと熱が上がるばかりで壊れる原因になるのでやめておきましょう。
早速修理のため分解していきます。

画面の裏から分解していきます。
スタンドを取り外してCPUファンが見える状態まで分解していきます。

ファンが見えました。
CPUファンエラーがでるのは、
ファンのグリスが乾いていて固着していから回らない
CPUファン自体が壊れている。
あともう一つ原因があるのですが、大体はこのどちらかの原因です。
あともう一つは下のほうで紹介しております。

まずはCPUファンを分解してグリスを塗ります。
ホコリまみれですが、分解して清掃します。
温度が上がっても耐熱性が有り粘ってくれるグリスを自分で配合して作ります。
これがよく効くんですよ。

組み立てて動作検証します。
さてどうか。
おおお！バッチリ回転しております。
早速組み立ててみましょう！

電源を入れてみました。
えーーーーーーーーー。またファンエラーが（滝汗）
な・なぜだ…。
また分解してファンを見ます。
電源をいれてもCPUファンが回ってません…
さっきまでは回っていたのに。

CPUファンのが考えられるので、5Vを直接ファンに流してみると回ります。
ファンの故障ではありません。
CPUファンのマザーボード側に３PINあるのですが、電圧を測ってみましょう。
あ…電圧が出てませんね…。

原因はCPUファンに電圧が来てませんでした。

それじゃあファンが回らないですね…。

修理方法はマザーボード交換をします。
となると高額になるので（汗）、別の方法で修理します。

CPUファンに別のところから電源を供給します。
ファンの定格電圧は5Vなので近隣のUSBポートからジャンパー線をつかって電圧を確保します。

まだ仕上げ途中ですが、ジャンパー線を耐熱テープを使って配線を綺麗に仕上げていきます。
仕上げてから写真をとればよかった（汗）

CPUファンと配線しますが、5Vが常に供給されるためファンの速度が高速回転になりますが、そこは抵抗をいれて調整します。
いい塩梅で回転するように微調整を繰り返し行います。

さて電源をいれみましょう。
バッチリです。
100%の確率でファンエラーが出ずに毎回起動します。（笑）

各種動作検証を行います。
CPU・メモリ・ハードディスク検査など各種厳しい動作検証を行います。
CPUファンは負荷試験を行い問題レベルで排熱処理ができているか検査をしました。
バッチリです。
CPUファンエラー修理完了です！

ご依頼いただきありがとうございます。
感謝の気持ちをこめてパソコンをピカピカに磨いて完成です。
修理が完了したので梱包して、ご返却のため発送です。
ありがとうございます。

あ！これは！と思われたらまずはお問い合わせください。

パソコン修理・データ復旧のご相談・御見積のご依頼は、
パソコン修理専門店　ルキテック　 06-6484-6102

データ復旧のご相談は・お見積のご依頼は、
データ復旧専門店　データハンター　 0120-937-202

LINE@はじめました。
お得なクーポン配布予定です。

PC修理&データ復旧ルキテック