iMac 27インチ液晶パネルケーブルコネクタ破損　ロジックボード修理しました。

SSDに交換しようと分解して誤ってコネクタを破損させてしまったそうで、液晶パネルケーブルコネクタのみ新品にハンダ付け修理しました。

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iMac 27インチ液晶パネルケーブルコネクタ破損　ロジックボード修理しました。

投稿日：2020年02月01日

パソコン修理専門店　ルキテック　橘＠大阪＠本町です。

iMacの液晶パネルを取り外したらフレキケーブルが繋がったまま液晶パネルが落下してしまいロジックボードと液晶のフレキケーブルの金具がもげて取れてしまったとのことで兵庫県より宅配便にて修理のご依頼を頂きました。
ありがとうございます。

金具が取れて残骸だけが残っています。
まずは残骸を綺麗に取り除く作業を行います。
本体ではこのような金具がついているのですが…抜け殻だけが残ってます。

こうなるとロジックボード交換になるのですが勿体ない。
取れてしまった金具だけ新品に交換します。

余計な半田が他に侵入しないように耐熱テープを貼ります。上の写真をみると半田ボールが耐熱テープの上にのってます…
気が付かないうちに半田ボールがこんなところにはいってしまうと事故につながります…

耐熱テープの下にはちょうどグラフィックカードの上なのですが、丁寧に作業しましょう。
ロジックボードを外さずこの状態でコネクタの残骸を取り外して新品のコネクタに交換作業を行います。

コネクタの位置はちょうど　」のマークがついているところがガイドになっているので位置合わせさえすればバッチリコネクタの位置が合います。

ランドに沢山のフラックスを塗ります。たっぷりのフラックスで良い仕事が出来ます。
あまり綺麗に写真には映っていませんがたっぷりフラックスを塗ってます。

さ。
気合をいれて半田づけ。
大好きな楽しいハンダ付け。
きれいな仕上がりを心がけて気持ちをいれて作業します。

半田付けができたので、組み立てていきます。
このように液晶フレキケーブルが本来であれば繋がります。
ばっちり接続出来ました。

さて液晶パネルをつなげて映るか電源を入れてみましょう！
電源投入！

きたこれ！
HDDはお客様で取り外された状態できたので入ってません。
フォルダに？マークがでました。
画面が映りました！
感動！
何度修理してもこの瞬間は嬉しいですね！

取れた端子のためだけにロジックボードを交換してしまうのは非常に勿体ないです。
ロジックボード修復しました。
これで終わりではなく各種動作検証を行います。
液晶パネル発色テスト・CD/DVDドライブ再生・各種センサー・各種ファン検査・スリープ復帰などこまかな検査項目をもうけておりますが、
厳しい検査を行わないとお客様にご迷惑をおかけしてしまうため、ここは絶対に時間をかけても行うところです。
各種動作検証も問題なく修理が完了しました。

iMacの液晶パネルコネクタの破損の修理ならおまかせください。
コネクタの在庫もございます。