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DELL Vostro 1500 マザーボード半田修理 電源が全く入らない

投稿日:2010年10月23日

パソコン修理専門店ルキテック 橘です。今回はDell Vostro 1500の修理です。

電源を入れても全く反応がありません。テスターでACアダプタの通電チェックをしたところ、正常な値が出力されております。じゃあやっぱりマザーボード。手間がかかるけど、分解してマザーボードを取り出してチェックしていく必要があります。さっそく気合を入れてバラしていきます。

Vostro1500マザーボード ハンダ修理

この手の症状は、全分解して上記のようにマザーボードをケースから引き出さないと故障箇所の特定は難しいです。表・裏とひっくり返して拡大鏡でひとつずつチップ抵抗やICを目視していきます。もちろんテスターでもあたっていきます。経験が必要な難しい作業ですが、おかげさまで当社はこの種の依頼がとても多いです。昔のパソコンはそこそこ頑丈だったので、調子が悪くなればたいていウイルスとか設定ミスなどソフトウェア面が原因だったりしたものですが、最近のパソコンはかなり精密なので、機械的にも壊れやすいのです。

チップコンデンサ破損発見

写真を見て分かるでしょうか?真ん中あたり、仲良く並んだ二つのチップコンデンサのうち、右側が破損しております。ハンダを両手にもちワイルドガンマンスタイルで勇ましく交換です。

マザーボードの粒のようなチップコンデンサ交換

かなり細かい作業です。拡大鏡で拡大してみてもこんなに小さいですが、いちいち臆せず作業します。

拡大鏡でドアップ!

犯人はやっぱり、このチップコンデンサで当たりでした。交換後組み立てて動作確認後負荷テストをかけて異常のないことを確認し、

修理完了!

です。おつかれ。

パソコン内部の埃を強力なエアーで吹き飛ばし、きれいに掃除してしっかり磨いてご返却。もちろんハードディスクのデータはそのままです。故障する前の快調だった時の状態でパソコンが復活します。

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