橘です。本日は起動しないパソコンをお預かりしました。SONY VAIO VGC-LA70Bです。
症状を確認するために起動させてみます。
ウィンドウズのロゴがでる前から下記エラーメッセージで警告がでました。
WARNING: Immediately back-up your data and replace
your hard disk drive. A failure may be imminent.
Press F1 to Continueと書いております。F1キーを押すとコンテニューと言うことで、ウィンドウズが起動してくれます。ですが、安心してはいけません。
警告がでるということは通常では無いことが起こっているということなので、
エラーメッセージを受け止めてください(汗
何が書いてあるのか英語でさっぱり分らないと言うときにはいい方法があります。
翻訳サイトをつかって英語を翻訳してもらうのです。
google翻訳をつかって上記英文を翻訳してみました。
警告:すぐにアップデータをバックアップおよび置換
ハードディスクドライブに挿入します。障害が迫っている可能性があります。
F1キーを押すと、続行する
こんなのが出ました。変な日本語に翻訳されるとおもってましたが、まともで非常に分かりやすいですね(笑)
ハードディスクに障害がありこのまま使ってると壊れて起動しなくなるから取替えてくださいということです。
本当に壊れているのか検査するために分解してハードディスクを取り出します。フレームがガラスで出来ているので割らないように注意しながらVAIOをひっくり返して裏から分解していきます。
分解してハードディスクを取出し検査機にかけると、やはりセクターエラーがでました。200GBのハードディスク中2セクターエラーがでました。これでは壊れるのは時間の問題だと思います。使っているうちに、どんどんエラーが拡大していくからです。
ハードディスクの寿命をよく聞かれますが平均5年だと言われる意見が多いですが、お客様の使用環境や製品のあたり・はずれがあるので、あまり一概にはいえません。お客様のVAIOは2006年4月発売なので4年はもったことになります。
修理方法としましては、新品のハードディスクを用意してそこに強制コピーをしてしまいます。それによってセクターエラーの無い新品の複製ハードディスクが作成でき元通りに組立完成です。いわゆるビデオテープのダビングだと考えていただければ分かりやすいのではないでしょうか(笑)
ハードディスクの使用量が一杯だったので、お客様に御提案のうえ今回は250GBのHDDにコピーさせていただきました。
修理完了後状態を確認しました。CドライブDドライブとパーテーションが切られてあります。
あーーーーCドライブの空き容量がすくないですね…
お客様の許可後CとDの間仕切りを仕切り直します。
現状 変更後
Cドライブ40GB →Cドライブ100GB
Dドライブ200GB →Dドライブ140GB
これでCドライブの空き容量が増えて快適に使っていただけます。無事にデータも保護できて今までの環境が戻ってきました。
お客様が引取りにこられてお返しした時に喜んでもらえました。この瞬間が、すごく嬉しいです。修理やっててよかったー。
診断料 2,400円
ハードディスク部品代(250GB) 4,200円
交換及びクローンコピー工賃 10,500円
パーテーション仕切り直し 4,200円
合計金額 21,300円
(店頭持込、全国宅配便による修理)
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