パソコン修理専門店 ルキテック 橘@大阪です。
SONY VAIO 一体型パソコンの修理です。
VGC-M52B/W 画面も大きくスピーカーが左右についてておしゃれなパソコンですね。お預かりして症状を確認するとVAIOのロゴ以降起動しない症状です。
分解してハードディスクの状態を検査しますが、不良セクターなどはなく良好です。とりあえずデータは無傷のようです。しかしセーフモードでも起動しないため、さらに調査します。
マザーボードの状態もチェックします。
CPU周りのコンデンサが見事に液漏れおよびパンクしてますね。ハードウェアに問題があることは確定しました。Windowsが起動できるようになってもこれではすぐに寿命がくるでしょう。実は最近のパソコンはこのような故障が多いので、当社ではわりと早い段階からこのへんを調査します。
早速マザーボードを取り出し修理します。全分解して下記のような状態にしてからコンデンサ交換にとりかかります。
コンデンサ 6.3v 1800uf 9個とも交換します。熱でコンデンサが耐えられなくなり液漏れなどをおこしたのでしょう。破裂してなさそうにみえても同じ容量のものはすべて再発防止のために交換するのがポイントです。
マザーボードの修理が終わり仮組みで電源を入れてみます。すでにWindowsが壊れているため起動はしませんが、ここからWinodwsの修復を行ないます。
通常起動も再起動も前回起動した構成もどれを選んでも途中で止まって真っ暗な画面のまま進みません。さらに修復を加えて原因をさぐっていきます。ハードウェア障害以外にも何か問題があるらしい。ひと手間加えるごとに原因が見えてきます。
再起動が勝手にかかるまで回復?しました。起動時F8キーを押してメニューの中のシステム障害時の自動的な再起動を無効にするを選択し起動させます。
でたーーーーきたーーーーーブルーバック…
STOP 0x0000007B
この種の修復は厄介ですが、格闘のすえ起動するように修理しました。
結局、本件の原因はウイルスでした。
ブートセクターを巣食っており…修理途中のウイルスの写真を一枚記念に…
「Windows XP Recovery」です。こんな名前ですが、かなり立派なウイルスです。正確にはマルウェアと呼びますが・・・
このパソコンは、コンデンサが傷んでいて満身創痍な状態でウイルスに感染したということですね。なんとか直しました。無事にVAIOも起動し寿命ものびて、データはそのままソフトもそのまま大事なデータもそのまま復活です。
修理が終わって自宅にもってかえってネットの設定やプリンターの設定なども、そのままなのでネットができない、印刷できないなんてこともありません。
もう本当にそのまんまなんです。
ここ最近から修理実績を記載しているので件数は少ないですが、このように修理をしております。
実店舗を構えておりますのでご来店持ち込みの上相談でも、遠方の場合はメールでも御相談くださいませ。
全国各地からパソコンを宅配便にて送っていただき修理させていただいております。