パソコン修理専門店 ルキテック 橘@大阪です。
カーネルパニックの対処のため、パソコンをお預かりしました。
Apple iMac G5 Ambient Light Sensor 20-inch M9845J/A です。
iMacの型番識別方法ですが、Appleのホームページで解説しておりますので参考にしてください。
カーネルパニックが出るということで、お客様自身でOS再インストールを試されたそうですが、症状は相変わらずということでしたので、まずは再現するか起動させてみます。
カーネルパニックでました…。
「コンピューターを再起動する必要があります。パワーボタンを数秒間押し続けるか、リセットボタンを押してください。」
再起動しても…リセットしても、症状は改善しません。もちろん、デスクトップ画面までたどり着くこともありますが、しばらく使っていると…
ロジックボードに疑いがありです。もちろんロジックボードが原因のすべてではないですが、確認のために見ていきます。
多数コンデンサの膨らみがありますね。ロジックボードの修復に取り掛かります。
うぉ…ところどころ修理痕跡があります。
数か所同じ容量のコンデンサを取り替えたあとがあるのですが、ふくらみのあるコンデンサだけを交換したのでしょう…これじゃ再発しても当然です…不良コンデンサと同じ容量のコンデンサは、膨らんでいなくても再発防止のために交換しなくてはなりません。
もちろんルキテックでは手抜きをせず同容量のコンデンサはすべて取り換えします。
ロジックボードを取り外したところですが、通風孔に埃がフィルターの役目をしてくれてます…これじゃ内部に熱がこもるので、もちろん取り除きます。
コンデンサ交換途中ですが、同容量のコンデンサは他にもまだあるのでまだまだ、ハンダゴテを使ってどんどん外していきます。ロジックボード修理が完了し、すべての埃をエアーで吹き飛ばしCPUには銀グリースを塗りなおしトータルでメンテナンスします。
カーネルパニックもでず修理が完了しました。
データ保護第一優先なので、ハードディスクなどのデータ・設定はそのままで修理完了後ご返却しております。無事修理が完了し、うれしい限りです。
Appleでは、この世代のロジックボードなどの部品は取り扱り終了となっており正規サービスプロバイダでも修理を受けつけてくれません。弊社ではロジックボードを修理できるので、Appleで部品がないと言われた時はご相談ください。