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充電が出来ない TYPE-C修理 ThinkPad E15 パソコン修理しました。

投稿日:2022年10月17日

ルキテック【パソコン修理データ復旧サポートセンター】 橘@大阪@本町です。

 
充電が出来ないとのことで、堺市よりお持込いただきました。
TYPE-Cコネクタの不具合で充電出来なかったので充電出来るように修理してご返却しました。

LENOVO ThinkPad E15 Gen 2 をお預かりしました。

残り少ない充電でお持ち込みいただきました。
弊社にお持ち込みいただくまえに地元の修理屋さんに持ち込んで修理をお願いしたそうですが、マザーボード交換か買い替えを進められたそうですが、諦めきれずに弊社にお持ち込みいただけました。

TYPE-Cコネクタで充電出来るようになっているのですが、原因は2つありTYPE-Cコネクタの破損か電源管理IC系統のマザーボードの故障かです。
TYPE-Cコネクタは12ピン+12ピンではんだ付けされており、ケーブルの上下どちらに反転させて差し込んでも充電が出来るような仕組みになっています。
修理屋さんによっては、12ピンしかはんだ付け出来ないので、ケーブルを反転さえても片方の場合しか充電出来ないと言われてしまうようですが、弊社ではどちらに反転させても充電出来るようにします。

さて分解のうえ、TYPE-Cコネクタの故障か見てみましょう。

 

 コネクター部分を見てみましょう。
左右両サイドにビス止めされてコネクタが動かないようになっているはずなのですが、ビスが有りません。
前の修理屋さんで、止め忘れたのか…無かったら無かったで言ってくれるはずなのですが何も言ってくれなかったようです。
マザーボードー側にTYPE-Cの12ピンのコネクタが見えます。
あとの12ピンはコネクタの内側に隠れているため、直接はんだごてを使ってはんだ付けすることが出来ません。

写真の赤枠がコネクタの内側に隠れている12ピンです。
マザーボードに取り付けると物理的に内側の赤枠のコネクタが見えないのではんだ付け出来ないため、コネクタを反転させても充電出来ないかもしれないと言われる理由です。
弊社では内部の見えないコネクタもはんだ付けします。


さっそく手前に見える12ピンコネクタをピンセットで1ピンづつ揺らしてみると、はんだづけされてないピンが2ピンありました。
ピンとピンの間が極端に狭いので精密ハンダになりますが、フラックスを塗って流れハンダをすることで、はんだ付けしました。

 

 

この状態で充電がされるか充電ケーブルを差し込んで見ましょう!
お!充電されました!充電ケーブルを反転させてみると充電されません(汗)
コネクタの内側にある12ピンもハンダがとれているのでしょう…

さて、ここから技術をつかってコネクタの内側の隠れている12ピンをはんだ付けしました。
充電コネクタを差し込んでみましょう!

やった!コネクタを上下反転させても充電されます!

このままで修理完了させるのであれば、それは駄目です。
コネクタが壊れにくいように補強します。

 

 特殊ボンドで固定します。
150度から200度で硬化するボンドですが、これで固定するとコネクタがもし何かの衝撃で折れてもマザーボードまで折れてしまうと思うぐらい強固に固定されます。
壊れにくくするため、ひと手間加えて修理してます。

ビス止めされていな二箇所のビスを2本足しました。
これでTYPE-Cコネクタの全面はビス止めで、後側は特殊ボンドで固めているので他所の衝撃でも壊れにくく補強しています。

 

TYPE-Cケーブルを差し込んで見ましょう!
ばっちり充電ランプがオレンジ色に点灯しました!
やった!
あとの12PINをはんだ付けします。

 

もとどおりに組み立てて動作検証します。
直った!と思っても、組み立て不良や他に故障がないか入念にテストします。
CPU検査・メモリ検査・負荷試験はもちろんUSBポート、充電・バッテリー駆動出来るかなど多岐にわたる検査項目があり、全てパスしないと修理完了ではないのです。
検品も2人が行い、問題が無いことが確認できたので無事修理完了です。

スイッチ・オン!

 

 TYPE-C 修理ならお任せください。 コネクタ修理・交換で修理を行います。
特に充電に使うTYPE-Cコネクタが故障してしまうと充電が出来ないためバッテリーが無くなってしまうと起動しないとう最悪の故障になります。
メーカーではマザーボード交換のご案内となるところ、TYPE-Cのみ修理するので、交換より安く修理代がすみます。

お困りの際は是非お問い合わせください。

修理のご依頼ありがとうございます!
感謝!!

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